クルーズ氏は結果判明後、支持者を前に演説し「今夜は草の根の勝利だ」と党員集会勝利を宣言した。
共和党では不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が昨年6月に出馬表明してから、ほぼ一貫して党内支持率首位を維持してきた。しかし、初戦の手痛い敗北で勢いをそがれる可能性もある。
民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)による大接戦の様相。6月まで続く候補者選びで、アイオワ州党員集会と第2戦となる9日のニューハンプシャー州予備選は、その後の選挙戦の流れに大きな影響を与える可能性もある。民主党の大勢も深夜から未明(同日午後)に判明する見通しだ。
公式集計によると、民主党では全地区のうち92%の集計で、クリントン氏が50.1%、バーニー・サンダース上院議員(74)は49.3%。共和党は92%の集計で、クルーズ氏が27.6%で、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は24.3%、マルコ・ルビオ上院議員(44)は23.1%。(2016/02/02-13:36)